スーパー定期

スーパー定期は、満期(期間)の定めのある、収益性の高い、銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫などの代表的な金融商品(定期預金)をいいます。これは、預金商品の中で、満期まで原則として引き出しができないため、流動性が制限される一方、普通預金や貯蓄預金と比べて、金利は高くなっています。

目次:コンテンツ構成

スーパー定期の商品内容

スーパー定期は、満期(期間)の定めがある固定金利の預金で、預金保険制度の適用対象となっています。

|預入期間について

預入期間は、資金の性格に応じて、1カ月から最長10年まで様々な選択が可能であり、通常、まとまった資金を一括して預け、満期まで運用し続けることが前提となります。

・定型方式:1カ月、2カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、4年、5年、7年、10年など
・期日(満期日)指定方式:満期日を1カ月超10年未満の範囲内で、預金者が指定

|金利(利率)について

金利(利率)は、各金融機関が任意に設定(市場金利の動向等に応じて毎日決定し、店頭に表示)し、預入時の利率が満期まで適用されます。また、利率の水準については、中小の金融機関やネット銀行などの方が全体的に高い傾向があります。

スーパー定期とスーパー定期300の違い

スーパー定期は、預け入れた時の金利(利率)が満期日まで適用される固定金利商品で、「スーパー定期」と「スーパー定期300」の2つがあります。通常、スーパー定期300の方が利率が高く設定されますが、金利情勢によっては差がつかないこともあります。

・スーパー定期:預入金額が300万円未満のもの
・スーパー定期300:預入金額が300万円以上のもの

スーパー定期の満期の取扱い

スーパー定期は、満期の取扱いを「満期自動解約」「元利自動継続」「元金自動継続」の3つの中から選択することができます。また、自動継続扱いにすると、契約が自動的に更新され、満期日に前回と同一期間のスーパー定期に継続されます。

・満期自動解約:元利金を満期日に普通預金に入金する
・元利自動継続:元本に利息を組み入れる形で継続する
・元金自動継続:元本だけを継続にして利息部分を受け取る

スーパー定期の主なポイント

スーパー定期は、最も馴染みのある金融商品の一つで、主なポイントは以下のとおりです。

・満期の定めのある固定金利の定期預金
・利率はスーパー定期300の方が高く設定
・預入期間は1カ月以上10年以内の間で設定
・満期取扱いは「満期自動解約」「元利自動継続」「元金自動継続」の3つの中から選択可能
中途解約の場合、中途解約利率が適用
総合口座にセットすれば、自動借入が可能

スーパー定期の基本事項

スーパー定期は、「スーパー定期預金」とも呼ばれ、一定期間、固定金利で安定運用したい場合に活用します。

取扱機関 銀行、信金、信組、労金など
リターン 利息
リスク 信用リスク(金融機関の倒産)
関連マーケット 短期と長期の金融市場
預入金額 スーパー定期:1円以上1円単位
スーパー定期300:300万円以上1円単位
預入期間 1カ月以上10年以内(金融機関により異なる)
金利種類 固定金利(複利型は個人のみ利用可)
-1カ月以上3年未満:単利型のみ
-3年以上:単利型と半年複利型の選択
利払い 各形態により異なる
-1カ月以上2年未満単利型:満期時一括払い
-2年以上の単利型:応答日に中間利払い
-3年以上の半年複利型:満期時一括払い
換金性 いつでも解約可、中途解約利率適用
類似商品 スーパー定期貯金(JAバンク、JFマリンバンクなど)
税金 源泉分離課税
保護制度 預金保険制度の対象

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