証憑書類
読み方: | しょうひょうしょるい |
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分類: | 経理書類 |
証憑書類は、企業会計において、取引の成立(事実)を証明する書類をいいます。これは、契約書や納品書、請求書、領収書など、何らかの取引があったことを証明するものを指し、また帳票を作成する際に根拠となるものです。ちなみに、証憑とは、"事実を証明する根拠となるもの"といった意味があります。
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証憑書類の概要
証憑書類は、取引の具体的内容が記載され、また帳簿や伝票の「帳票」に取引を記録する際の基になるもので、大きく分けて、取引相手から受領したもの(外部資料)と、自己で作成したもの(内部作成資料)の2つがあります。
現在、日本の税法や会社法などでは、帳簿書類(会計帳簿と証憑書類)の一定期間の保存が義務づけられており、いつでも速やかに取り出せるように整理保存しておく必要があります(電子帳簿保存法で電子データでの書類保存も容認)。
証憑書類の種類
証憑書類には、大きく分けて、以下の4つの種類があります。
お金に関するもの
請求書、領収書、通帳、残高証明書、預金利息計算書、返済予定表、小切手帳、支払証明書、旅費精算書 他
モノに関するもの
見積書、注文書、注文請書、納品書、受領書、物品保管証明書、棚卸表、受注台帳 他
ヒトに関するもの
出勤簿、賃金台帳、退職金支給資料 他
契約に関するもの
契約書、覚書、念書、差入証、承諾書、申込書、議事録 他