GAAP
読み方: | ぎゃーぷ |
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分類: | 企業会計 |
GAAPは、「Generally Accepted Accounting Principles」の略で、特定の管理組織が原則として認める「一般に公正妥当と認められた会計原則」のことをいいます。これは、企業において、会計処理を行う際や財務諸表を作成する際に従わなければならないルールであり、ガイドラインとなるものです。
一般にGAAPは、国や地域によって違いがあり、例えば、日本の会計原則は「J-GAAP」、米国の会計原則は「US-GAAP」と言うように、国の略号を頭につけた呼称で区別されます。また、各国の管理組織によって整備され、内容面では、明文化された基準の他に、慣習的に行われている処理も、ルールに含まれることが規定されています。
●日本のJ-GAAP
民間の会計基準設定主体である企業会計基準委員会(ASBJ)が定めた会計基準をひとまとめにしたルール群。会社法や金融商品取引法のもとで、GAAPであるとしている。
●米国のUS-GAAP
企業会計の実務の積み重ねを通して形成され、独立した民間機関であるFASB(Financial Accounting Standards Board)により定められた会計原則。法律ではないが、SECにより遵守が求められている。