ベア型商品ファンド
読み方: | べあがたしょうひんふぁんど |
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分類: | ファンド |
ベア型商品ファンドは、投資家から集めた資金を商品先物に投資する商品ファンドのうち、商品価格が下落した場合に利益が出るように設計されたタイプをいいます。
日本では、主に商品取引会社が信託型などで組成して販売しており、株式や債券、不動産などとは値動きが異なるため、オルタナティブ投資の一つとして活用することができます。
目次:コンテンツ構成
ベア型商品ファンドの仕組み
貴金属やエネルギー、農産物などの商品先物は、将来の価格(相場が上がるか下がるか)を予測して取引するものであり、買いだけでなく売りからも始めることが可能となっています。
この特徴を活かして、商品価格の値下がり(相場の下落)で利益が出る「売りの持ち高」を作り、予想した通り相場が下落すると、買い戻して差額が利益となる仕組みになっています(商品価格が下落すると、ファンドの運用成績が向上する)。
ベア型商品ファンドの組成
商品取引会社がファンドを組成する場合、このベア型だけでなく、商品価格の値上がり(相場の上昇)で利益が出る「ブル型商品ファンド」とセットで商品化するのが普通で、相場のトレンドの変化に応じて、投資家が相互に乗り換えられるようになっています。
なお、本タイプのファンドは、あまり馴染みのない「商品(コモディティ)市場の知識」が必要なため、投資のベテラン向けのものと言えます。