スプレッド・プライシング
英語: | Spread pricing |
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分類: | 発行 |
スプレッド・プライシングは、債券の発行にあたって、投資家の需要調査を行う際に、利率提示ではなく、国債等の金利に対する上乗せ分(スプレッド)を提示する方式をいいます。
主幹事方式の一般債で採られる条件決定方式の一つで、主に高格付けの社債や地方債などで採用され、調査時以後、条件決定時までの間の金利変動に対応できるほか、投資家の需要に弾力的に対応できるなどの利点があります。
<スプレッド・プライシングの仕組み>
国債やスワップレートを基準金利(ベンチマーク)とし、それに対する上乗せ分(スプレッド)で需要を積み上げ、発行額を超過するスプレッドで条件決定(プライシング)する。