インランド・デポ

英語: Inland Depot
分類: 物流

インランド・デポは、開港や税関空港から離れた内陸部の物流施設に対して、税関長が保税蔵置場として許可した場所で、貨物の集配や通関業務、保管などを行うところをいいます。

具体的には、日本国内において、貿易貨物の内陸輸送ルートの接続・集配地点に位置し、貨物の集配や保管などが行われる港湾・空港以外の内陸部にある輸送基地を指し、欧米では「ドライポート(Dry port)」と呼ばれるものに相当します。

一般にインランド・デポは、開港や税関空港から離れた内陸部に通関物流基地として設置され、荷捌き機能や集貨・配送機能、蔵置機能(バンプール、保税蔵置場)、通関拠点機能などにより、内陸荷主の輸出入拠点となっています。

<インランド・デポの主なメリット>

・内陸部で通関業務拠点として、内陸地域の国際物流効率化に寄与している
・地元での通関手続きが迅速に行えるなど、地元のニーズにきめ細やかに対応している
・共同配送体制を構築し、輸送コスト効率化によるコスト低減を実現している

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