再生可能エネルギー

読み方: さいせいかのうえねるぎー
英語: Renewable energy
分類: エネルギー

再生可能エネルギーは、自然環境の中で繰り返し起こる現象から取り出すエネルギーの総称をいいます。

自然界に存在し、繰り返される現象であるエネルギー流に由来し、また自然界の営みによって、それを利用するのと同等以上の速度で再生されるエネルギー源を指し、具体的には、太陽光や太陽熱、水力、風力、波力、潮力、地熱、バイオマスなどが挙げられます。

一般に本用語は、有限で枯渇の不安がある化石燃料(石油・石炭・天然ガス他)や原子力(ウラン)と対比する場合に使われ、また代替エネルギーとほぼ同義で用いられることも多いです。

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再生可能エネルギーの特色

再生可能エネルギーは、自然環境の中で、一定期間に供給されるエネルギーは限定されるものの、半永久的に利用できるのが大きな特長となっています。

その一方で、エネルギー密度が低く、コスト高や不安定性があり、現代の生活様式を継続する中で、全てのエネルギー需要を賄いきれるものではないといった弱点もあります。

再生可能エネルギーの拡大

現在、再生可能エネルギーは世界的に注目されており、ドイツでは、2000年に「再生可能エネルギー法(REL)」が施行され、一次エネルギー消費および電気の消費において、再生可能エネルギーの割合を2050年までに50%に引き上げることを目標として掲げています。

また、日本では、「石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に関する法律(代エネ法)」や「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法(新エネ法)」などがエネルギー政策として施行されており、再生可能エネルギーの占める割合を将来的に増大させるとしています。

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