環境対応車
読み方: | かんきょうたいおうしゃ |
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英語: | Eco car |
分類: | 自動車 |
環境対応車は、「低公害車」や「エコカー」とも呼ばれ、環境への負荷が小さいクルマの総称をいいます。
従来のガソリン車やディーゼル車に比べて、排気ガスによる大気汚染物質(窒素酸化物・硫黄酸化物等)や地球温暖化物質(二酸化炭素等)などの排出が少なく、地球環境への負荷が小さい自動車を指し、また多くの場合、走行時の音も静かで、交通騒音問題の対策としても有効と言われています。
一般に環境対応車といった場合、「ハイブリット自動車」や「電気自動車」、「燃料電池車」、「天然ガス自動車」、「メタノール自動車」が代表的なものとして挙げられ、これに加えて「低燃費・低排出ガス認定車」が含まれることも多いです。
現在、環境対応車は、世界中で注目されており、社会的な普及が政策面でも支援されていますが、その一方で走行性能の向上や車両価格の低下、エネルギー充填スタンドの整備などの課題も残っています。
●ハイブリッド自動車
ガソリンエンジンと電動モーターの二つの動力を効率良く切り換えて走る自動車。燃費が非常に良いため、ガソリンの使用量を減らせ、排気ガスも減らせる。
●電気自動車
バッテリーからの電気でモーターを動かして走る自動車。走行時は排気ガスを一切出さず、音も静か。
●燃料電池車
燃料電池で発電しながら走行する電気自動車。水素を燃料に用いるため、エネルギー効率が高く環境にも優しい。
●天然ガス自動車
ガソリンの替わりに天然ガスを燃料にして走る自動車。有害物質や二酸化炭素の排出量が少ない。
●メタノール自動車
ガソリンの替わりにメタノールを燃料にして走る自動車。有害物質や二酸化炭素の排出量が少ない。