地域商社
読み方: | ちいきしょうしゃ |
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分類: | 商業 |
地域商社は、官民や有志など地域の多くの関係者を巻き込み、農産物や工芸品などの地域の資源(商品)をブランド化し、生産・加工から販売まで一貫してプロデュースし、地域内外に販売する組織をいいます。
政府が推進する「地方創生」の切り札としても注目され、また地域全体の代表者として、これまで販路に恵まれなかった商品や市場ニーズを捉えた新たな商品を広く発信し、生産者の思いと消費者の望みを結びつけるもので、昨今では、日本各地で成功事例も出てきています。
一般に地域商社の目的として、より多くの収益を生産者に還元すると共に、地域への投資を集め、地域の稼ぐ力を強化し、停滞している地域を活性化することであり、またその具体的役割は以下のようになっています。
<地域商社の役割>
◎農産品や工芸品など地域に従来からある、魅力的な産品の販路(市場)を生産者に代わって開拓し、生産者からより高く産品を買い取れるよう、市場から従来以上の収益を引き出す。
◎魅力ある地域の産品に即して販路開拓を行い、その収益と市場の生の声を生産者にフィードバックする。その後、段階を経て、他地域との連携、観光等異分野との連携なども進め、域外から投資を呼び込めるようなビジネスモデルを構築し、さらに地域の事業インフラ整備にも貢献する。