ロックイン効果
読み方: | ろっくいんこうか |
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英語: | Lock-in Effect |
分類: | 概念 |
ロックイン効果は、ある商品やサービスを購入した顧客(ユーザー)が、スイッチングコストの高まりにより、その商品やサービスから離れづらくなり、継続的な関係が維持される効果をいいます。
例えば、長年、特定のワープロソフトや表計算ソフト、グラフィックソフト、会計ソフトなどのソフトウェアを継続的に利用していると、他のベンダーのソフトウェアに簡単に乗り換えることができなくなったり、またスマートフォンで、長年、iPhoneでAppleのサービスに使い慣れていると、機種交換時にAndroidに乗り換えることを考えなくなったりします。
なお、ロックイン効果は、不動産等の資産においては、譲渡所得に対する税率を引き上げることで、資産の所有者が譲渡益の課税(多額の税金)に躊躇し、その資産を手放さずに保有し続ける効果をいいます。
※スイッチングコスト:今あるものを止め、同じ種類の別のものに切り替えるのに必要なお金や時間、手間などのコスト。