イコール・フッティング
英語: | Equal footing |
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分類: | 概念 |
イコール・フッティングは、商品やサービスの提供において、双方が対等の立場で競争が行えるように、条件や基盤などを同一にすることをいいます。
主に規制や許認可などがある事業分野を対象とした用語で、民間側と行政側の両方で使われ、時として、イコール・フッティングが問題となることもあります。
<イコール・フッティングの例>
◎介護・保育分野は、営利法人と非営利法人が共存し、同種のサービスを提供する特殊な市場である。様々な経営主体がサービスの質を競い、利用者の利便性が高まるよう、経営主体間のイコール・フッティングを確立すべきではないか?
◎有限希少な周波数資源の有効活用の観点から、少数のMNOが設備を保有する構造が避けらない中、多数のMVNOが事業参入できるように、「設備を保有するMNO」と「保有しないMVNO」が同一条件で設備を利用することができるイコール・フッティングの確保が必要不可欠である。
◎民泊サービスをめぐって、旅館業法の規制下で設備投資や維持費用が必要な旅館・ホテルの関係者が、旅館業法を遵守しない違法な民泊サービス運営事業者に対し、イコール・フッティングの観点から政府に対して規制の強化を求めた。