ジレットモデル
英語: | Gillette model |
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分類: | 概念 |
ジレットモデル(Gillette model)は、「替え刃モデル」や「消耗品モデル」とも呼ばれ、製品の本体を無料または安価で提供し、付属品の消耗品で継続的に儲けるビジネスモデルの通称をいいます。
その昔、米国で交換型剃刀「ジレット(Gillette)」を発明したキング・ジレット(King Camp Gillette、1855-1932)が、剃刀の本体部分を無料配布し、替え刃を継続的に販売して成功したことに由来する呼称で、現在、剃刀の他に、コピー機(トナー)、プリンター(インクカートリッジ)、ウォーターサーバー(水)、コーヒーメーカー(コーヒーカプセル)などでも採用されています。
一般にジレットモデルは、一度本体を販売すると顧客の囲い込みができ、また長期的に付属品(消耗品)で利益が得られることからプロモーションにコストをかけられるといったメリットがある一方で、競合他社に真似されないように特許を取るなど、知的財産権が大きなポイントになります。