デュアリティ

デュアリティは、英語の「Duality（二重［二元］性）」に由来し、一つのクレジットカード会社が、競合関係にある２つのカードブランドを発行することをいいます。

米国で1970年代末に、VISA（ビザ）を発行していたBank of America（バンク・オブ・アメリカ）が、MasterCard（マスターカード）の発行に踏み切ったのが「デュアリティ（Duality）」の最初と言われます。

現在、日本のクレジットカード会社において、デュアリティは、JCB（ジェーシービー）を除いて、ごく一般的な発行形態になっています。

◎自社ブランドがない場合は、VISA（ビザ）とMasterCard（マスターカード）の２つの国際ブランドを発行することが多い。

◎自社ブランドがある場合は、国際ブランド（VSIA、MasterCard）を含めて三重（３つのブランド）になることもある。

◎カード会社によっては、国際ブランドに、VISAとMasterCardだけでなく、American Express（Amex）を加えているところもある。