チップカード

英語: Chip Card
分類: カードタイプ

チップカードは、「ICカード」や「スマートカード」とも呼ばれ、ICチップを埋め込んだ高機能カードをいいます。これは、キャッシュカード大のプラスチック製カードに、情報(データ)の記録や演算をするために「ICチップ(集積回路)」を組み込むという構造になっています。

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チップカードの特徴

チップカードの情報量は、従来の磁気ストライプカードと比べて数十倍から数千倍になり、またCPUやコプロセッサなどを内蔵することにより、カード内部で情報処理が可能になり、さらにセキュリティー面でも安全性が高いという特徴があります。

チップカードのイメージ

チップカードの接触式と非接触式

チップカードは、データを読み書きする方式の違いによって、「接触式」と「非接触式」の二つがあります。

前者の接触式については、カード側に設置された接点(端子)を経由して端末がデータを取得するのに対して、後者の非接触式については、アンテナが内蔵されており、微弱な電波を利用して端末と交信する仕組みになっています。

現在、接触式の代表例としては、キャッシュカードやクレジットカード、ETCカードなどが、また非接触式の代表例としては、乗車券や電子マネー、身分証などが挙げられます。

チップカードの活用

チップカードは、金融分野や通信放送分野、交通分野、行政分野などで広く活用されています。

|金融分野|
ICクレジットカードやICキャッシュカードなど。

|通信放送分野|
公衆電話や携帯電話、デジタル放送など。

|交通分野|
ICカード乗車券やETCカードなど。

|行政分野他|
図書館カードやマイナンバーカード、IC旅券、ICカード免許証、taspo(タスポ)、国家公務員身分証明書ICカード、IC社員カード、IC学生カードなど。

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