ケーブルネゴ
英語: | Cable Negotiation |
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分類: | 外為実務 |
ケーブルネゴは、L/C(信用状)取引において、信用状と船積書類の内容が不一致(ディスクレ)の際の対応方法の一つで、買取銀行が信用状発行銀行に電信で買取の可否を問い合わせ、代金支払の承諾を依頼する方法をいいます。
具体的には、買取銀行が条件不一致の内容を電信で信用状発行銀行に照会し、信用状発行銀行から当該輸出書類の買取を応諾するという返電を行うもので、実務上は、信用状発行銀行が信用状開設依頼者に対して確認・応諾を取り付けた上で行われます。また、買取が承諾されたら、通常のL/C決済と同じ取扱いとなります。
一般にケーブルネゴは、L/Cの有効期限を超えて船積した場合やL/Cの金額を超えて船積した場合など、ディスクレの内容が重大で確実に支払を拒否されるような場合に利用され、通常、信用状発行銀行への照会の際には、不一致部分を明示すると共に、それ以外の部分は信用状条件と一致していると明言することが通例となっています。
なお、ディスクレになった場合の対処法としては、ケーブルネゴの他に、L/C条件の変更(アメンド)とL/Gネゴがあります。