ショート・コール

ショート・コール（Short Call）は、オプション取引において、コール・オプションを売ることをいいます。

リターンを重視したオプションの売り戦略の一つで、期待通りに原資産の価格が上昇しない場合は、プレミアム（利益）を手に入れることができますが、その一方で原資産の価格が権利行使価格を超えて上昇した場合は、損失（理論上無制限）となります。例えば、日経平均株価が上昇しないことを期待して、コール・オプションを売るケースなどが挙げられます。

なお、コール・オプションとは、ある商品を将来のある一定期日（期間内）に、その時の市場価格に関係なく、予め決められた一定価格（権利行使価格）で購入することができる権利をいいます。

＜ショート・コールの主なポイント＞

・中立～弱気（ベア）の戦略
・プレミアム（オプション料）を最初に受け取る
・理論的には、損失は無限大の可能性