バリュー・フォー・マネー
英語: | Value For Money(VFM) |
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分類: | 概念 |
バリュー・フォー・マネー(VFM)は、支払ったお金に価値があること、すなわち、購入した商品・サービスの価値が支出した金額と等しいか、それを上回ることをいいます。
元々は、経済学の概念ですが、昨今では、公共事業を実施するための手法の一つである「PFI(Private Finance Initiative)」における重要な概念としても知られ、この場合、VFMは、支払い(マネー)に対して、最も価値の高いサービス(バリュー)を供給するという考え方を意味します。
通常、PFIのVFMの評価は、PSCとPFIの「LCC(Life Cycle Cost)」との比較により行い、PFIのLCCが、PSCを下回ればPFIの側にVFMがあり、PSCを上回ればPFIの側にVFMがないということになります。
※PSC:"Public Sector Comparator"の略で、公共機関が自ら実施する場合の事業期間全体を通じた公的財政負担の見込額の現在価値。