SWIFT
読み方: | すいふと、すうぃふと |
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分類: | 組織・協会・団体 |
SWIFT(スイフト)は、「国際銀行間金融通信協会」とも呼ばれ、世界各国の金融機関などに高度に安全化された金融メッセージサービスを提供する、金融業界の標準化団体をいいます。
現在、グローバルな共同組合形式の団体であり、金融メッセージサービスの提供の他に、市場慣行の形成、標準化、業界共通の関心や懸念に関する議論のために、グローバル、地域、国のレベルで金融業界のまとめ役もしています。
※SWIFT:"Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication"の略。
目次:コンテンツ構成
SWIFTの組織概要
SWIFTは、1973年にベルギー王国のブリュッセルに設立された共同組合形式の団体で、資金付替や顧客送金、外国為替、証券取引、デリバティブなどの安全性の高いグローバルな金融メッセージサービスを提供しています。
現在、グローバルな組織構成は、Americas(南北アメリカ地域)、Asia Pacific(アジア・パシフィック地域)、EMEA(欧州・中東・アフリカ地域)に区分されており、日本はアジア・パシフィック地域に属し、スイフト・ジャパンをオフィスとして、国内向けに各種サービスが提供されています。
なお、1998年からベルギー国立銀行が首席監督機関となり、G10諸国の中央銀行と協力してSWIFTを監視・評価しています。
SWIFTの事業内容
SWIFTは、金融メッセージングフォーマットの標準と、メッセージングのためのプラットフォームをグローバルに提供し、そのネットワークへのアクセスと業務との統合、認証確認、データ分析、法令遵守を容易にする製品・サービスを提供しています。
現在、SWIFTのメッセージングプラットフォーム及び製品・サービスは、世界の200以上の国・地域で、11,000以上の金融機関等を結んでいます。
また、その事業において、顧客の代理として資金を保持したり、口座を管理することはしませんが、グローバルに安全かつ信頼できる方法によって、標準化された金融メッセージを相互に通信することを可能にしています。