シンクタンク

シンクタンク（Think tank）は、「頭脳集団」とも訳され、様々な分野の専門家を広く集めた高度な研究機関をいいます。

具体的には、政府機関や企業などの依頼により、国際情勢や世界経済、日本経済、金融市場、産業動向、科学技術、環境問題、エネルギー、インフラ、農業などに関して、調査研究や現状分析、未来予測、各種提言などを行ない、政策決定や経営戦略などに必要な知識や情報を提供します。

一般にシンクタンクには、政府系シンクタンクと民間シンクタンクの二つがあり、前者が政策研究機関なのに対して、後者は母体企業によって違いがあり、調査・分析・提言、システム開発、コンサルティングなどの業務の一部または全部を独自の強味で行っています（民間には、金融系や商社系、メーカー系、情報サービス系などがあり）。

ちなみに、海外の有力なシンクタンクとしては、米国のワシントンDCにある「ブルッキングス研究所（Brookings Institution）」や英国のロンドンにある「王立国際問題研究所（Chatham House）」などが広く知られています。