CTA運用ファンド
読み方: | しーてぃーえーうんようふぁんど |
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分類: | 投信タイプ |
CTA運用ファンド(CTA運用投信)は、ファンド・オブ・ファンズ方式で、CTA(Commodity Trading Advisor)が運用するファンドに投資する投資信託をいいます。
CTAとは、商品・短期金融商品・債券・為替・株価指数等の先物相場(デリバティブ)を投資対象とし、高度なリスク管理を行って、リスクを抑えつつ、高いリターンを追求する先物運用の専門業者をいいます。
目次:コンテンツ構成
CTA運用ファンドの特徴
CTA運用ファンドでは、定量モデルを用いて、精度の高いコンピュータプログラムを開発し、アルゴリズム取引により「相場が上昇しても下落しても利益を狙える」ことが最大の特徴となっています。
2008年-2009年の世界金融危機において、相場急落局面で商品先物や株価指数先物の下落を予想できたCTAの運用成績が良かったことから、個人投資家の間でもCTAへの注目度が高まり、CTA運用ファンドが注目されるようになりました。
CTA運用ファンドの仕組みとリスク
CTA運用ファンドに投資するにあたっては、その仕組みとリスクを十分に理解しておく必要があります。
・投資対象は、商品・債券・為替・株価指数等の先物相場
・絶対収益を追求することにより、信託財産の中長期的な成長を目指す
・アルゴリズム取引がうまくいかないと、ファンドの基準価額が大きく下落することもある(CTAの運用力に依存)
・資産運用の主力ではなく、リスク分散手段と位置付けた方がよい
CTA運用ファンドの具体例
CTA運用ファンドは、投資対象(テーマ)の一つの選択肢となり、具体的には、以下のようなファンドがあります。
◎現在、日本国内向けのCTA運用ファンドはなし(何本かあったファンドは償還済)。