ターゲット・デート・ファンド

英語: Target Date Fund(TDF)
分類: 投信タイプ

ターゲット・デート・ファンド(ターゲット・イヤー・ファンド)は、「ライフサイクルファンド」とも呼ばれ、将来、資金を必要とする時期(ターゲット・デート)に、運用する資産がキャッシュ化されている投資信託(ファンド)をいいます。

長期投資を前提としたファンドで、運用可能な期間が長い内は、主に株式等のリスク資産に多く投資し、資産を殖やすための積極的な運用を行い、その後、徐々に債券等の安定性が高い資産の配分を高め、ターゲット・デートには安定性が高い資産のみを保有するように資産配分を変更する仕組みになっています。

一般にターゲット・デート・ファンドは、投資家の年齢やリスク許容度に応じて、リスク・リターン特性が異なる資産を組み合わせたバランス型ファンドとなっています。そのため、個人のライフステージに合わせて効果的に活用できることから、欧米等では主に退職後の資金確保を目的とした確定拠出年金などに採用され、市場が拡大しています(日本でも市場が拡大している)。

なお、運用会社では、提供ファンドに対して、「2050ファンド」や「2060ファンド」など年を冠した名称を付け、また5年から10年の間隔を開けたシリーズとして提供する傾向があります。

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