国際会計基準審議会(IASB)
読み方: | こくさいかいけいきじゅんしんぎかい |
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英語: | The International Accounting Standards Board(IASB) |
分類: | 団体・機関 |
国際会計基準審議会は、"The International Accounting Standards Board(IASB)"の日本語名で、国際的な会計基準である国際財務報告基準(IFRS)を設定する、独立した民間の非営利組織をいいます。
2001年に国際会計基準委員会(IASC)より改組されたもので、上部組織として「IASC Foundation(IASC財団)」を設立し、その傘下に「IASB」や「Trustees(評議員会)」、「SAC(基準諮問会議)」、「IFRIC(国際財務報告解釈指針委員会)」などの主要機関を設立しました(本部は英国のロンドン)。
現在、IASBは、IASC財団に属する独立の会計基準設定機関として「国際財務報告基準(IFRS)」の設定を行っており、その基準の開発や改訂の検討項目の設定、およびプロジェクト計画の策定とその実行について、全面的な裁量権を有しています。
◎2009年の定款変更により、「Trustees」を監視する機関として、各国の規制当局の代表者で構成される「Monitoring Board」が設置された。
◎2009年の定款変更により、IASBのメンバー数は14名から16名に増員され、その構成は原則として、北米、欧州、アジア・オセアニアの3地域から各4名、アフリカ及び南米地域から各1名、その他2名とすることが定められた。
<国際会計基準審議会(IASB)のワークフロー>
1.基準の策定または改訂のための検討項目を決定し、プロジェクト計画を公表する。
2.新基準または改訂の提案について、討議資料や公開草案を公表し、意見聴取を行う。
3.各方面からの意見を検討のうえ、基準を最終確定して公表する。また、意見聴取で寄せられた意見の検討内容を公開し、「フィードバックステートメント」も併せて公表する。
4.新基準または改訂基準の適用開始後2年間、適用後レビューを実施する。