仮想敵国

仮想敵国は、ある国が国防計画などを立てる場合に、仮に敵国と想定する国をいいます。

万一の軍事面の衝突を想定して、敵味方の戦力分析や自国軍の編成、戦略・戦術の策定などの対象とする国を指し、通常、対外的に公表されることはありませんが、例えば、米国の場合、ロシアや中国などが仮想敵国とされています。

また、外交政策においても、友好国、中立国、仮想敵国といった区別を設けて各々に対する行動規範を策定することもあり、この場合、外交政策と軍事政策における仮想敵国が異なることもあります。