国際商業会議所(ICC)
読み方: | こくさいしょうぎょうかいぎしょ |
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英語: | International Chamber of Commerce(ICC) |
分類: | 団体・機関 |
国際商業会議所(ICC)は、フランス共和国のパリに本部を置く、各国の商業会議所や企業からなる、民間の国際的な連合機関をいいます。
第一次世界大戦後の荒廃した欧州の産業・経済の復興と自由な国際通商の実現を目指して、1919年に米国で開催されたアトランティック国際通商会議での設置決議を経て、1920年にフランスで開催された創立総会で常設機構である「国際商業会議所(ICC)」となりました。
また、1946年に国連の経済社会理事会のA級諮問機関に登録され、その70年後の2016年に国連総会のオブザーバー・ステータスが正式に与えられました。
現在、国際商業会議所(ICC)は、世界130カ国以上の国内委員会等及びその直接会員である企業・団体より構成され、国際貿易と投資の促進、市場経済システムの発展、世界経済を取り巻く様々な問題への提言を目的とした、以下のような幅広い活動を行っています。
<国際商業会議所(ICC)の主な活動>
◎WTO、UNCTAD、UNDP、UNIDO、UNEP、UNCITRAL、WIPO、EU、OECD/BIAC、WCO、IATA、FIATAなどの国際機関、各国政府、特にG8およびG20サミット参加国首脳に対し、民間の立場からの積極的な意見具申や政策提言を続けている。
◎インコタームズ(貿易取引条件解釈の国際規則)、信用状統一規則、取立統一規則、銀行間補償統一規則、仲裁規則、友誼的紛争解決規則、契約保証証券統一規則、請求払保証に関する統一規則、UNCTAD/ICC複合運送書類に関する規則など、国際取引慣習に関する共通のルール作りを推進している。
◎国際商事取引紛争に関する情報提供活動を推進している。
◎商事犯罪や海賊事件などに関する情報提供活動を推進している。