コペンハーゲン基準
読み方: | こぺんはーげんきじゅん |
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分類: | EU |
コペンハーゲン基準は、中・東欧諸国やトルコなど全ての加盟候補国を対象とした、欧州連合(EU)に加盟するにあたって、その条件とされる判定基準(クライテリア)をいいます。
EUに加盟するために必要な基準をまとめたもので、具体的には、法の支配や民主主義など政治体制の基本原則について定めた「政治的基準」、市場経済や通商に関する規定など単一市場の形成に必要な経済活動のルールについて定めた「経済的基準」、EUの諸法規と国内法との整合性をつける作業について定めた「法的基準」の3つから構成されます。
現在、EUへの加盟交渉は、EUと加盟候補国との対等な交渉ではなく、EUが設定する基準に合わせるべく加盟候補国が国内の諸制度を改革し、その進展の度合いを欧州委員会が査定し、それに基づいて欧州理事会で加盟の是非を判定するという仕組みになっています。