GICS

読み方: ぎっくす
分類: 標準・基準

GICSは、「Global Industry Classification Standard」の略で、世界産業分類基準のことをいいます。

1999年にMSCIとS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが、産業セクターの幅広さ、深さ、進化を捉えるための効率的な投資ツールを提供することを目的として共同開発したもので、具体的には、世界の産業を11のセクター(Sector)、24の産業グループ(Industry Group)、69の産業(Industry)、158のサブ産業(Sub-Industry)の4階層に分類しています。

現在、GICSは、金融業界だけでなく、国際標準としても広く利用されています。例えば、投資信託では、多くのファンドが組入銘柄の業種別構成比率を示す際にGICSの分類を利用しているほか、GICSに基づいた業種別株価指数も算出されており、それらをベンチマークとして採用しているファンドもあります。

<GICSの11のセクター(最上位の分類)>

10:Energy(エネルギー)
15:Materials(素材)
20:Industrials(工業)
25:Consumer Discretionary(一般消費財)
30:Consumer Staples(生活必需品)
35:Health Care(ヘルスケア)
40:Financials(金融)
45:Information Technology(情報技術)
50:Communication Services(通信サービス)
55:Utilities(公益事業)
60:Real Estate(不動産)

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