大衆迎合主義
読み方: | たいしゅうけいごうしゅぎ |
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英語: | Populism |
分類: | 政治 |
大衆迎合主義は、政治面において、大衆に迎合しようとする態度(姿勢)をいいます。
「Populism(ポピュリズム)」の訳で、ニュースなどでは「ポピュリズム」と同義で用いられますが、一方でポピュリズムには、上記の他にも、昔の社会改革運動や所得再分配・政治的権利の拡大を唱える主義など広い意味があります。
一般に民主主義では、大衆に政策を訴えて決めるのが基本ですが、大衆迎合主義では、大衆の情緒や感情などに訴えて、大衆の支持を得ようとする政治姿勢について用いられることが多く、「民主主義=大衆迎合主義」ではありません。
特に21世紀に入って、世界的に格差が拡大する中、昨今の大衆迎合主義の特徴として、極端に単純化した争点を掲げたり、一時しのぎの経済メリットを公約したり、また大衆の欲望を読んで敵を見つけて攻撃することなどが挙げられ、時として国民(社会)を分断することもあります。