アマゾンエフェクト

アマゾンエフェクト（Amazon effect）は、「アマゾン効果」とも呼ばれ、米国のネット通販大手のアマゾン・ドット・コム（Amazon.com）の急成長に伴う、経済・社会への影響や混乱、変革などの現象をいいます。

2017年頃から使われるようになった用語で、アマゾンの創業時の事業が書籍のネット通販だったものが、昨今では、総合通販やITサービス、金融、ロジスティクス、リアル店舗、アパレル、ヘルスケアまで及び、また事業地域はグローバルに広がっており、マクロ経済にも影響を及ぼすようになっています。

◎ネット通販の躍進やリアル店舗の革新などにより、従来の小売業（百貨店・スーパー・ショッピングモール・専門店等）の業績不振や閉鎖、破綻などのマイナスの影響をもたらす。

◎消費者においては、ネット通販だけでなく、従来の小売業にも変革を促し、利便性の高い宅配サービス、買い物代行サービス、カーブサイド・ピックアップ（駐車場での受け取り）などのプラスの影響をもたらす。