インバウンド消費
読み方: | いんばうんどしょうひ |
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分類: | 消費 |
インバウンド消費は、日本を訪れる外国人観光客による国内での消費活動のことをいいます。
旅行用語(観光用語)で、外から入ってくる旅行(訪日外国人旅行)を意味する「インバウンド(Inbound)」に由来するもので、2010年代以降、円安や訪日ビザ緩和、所得水準向上などから、特に近隣アジア諸国からの訪日観光客が急増しています。
一般にインバウンド消費は、日本各地の観光地において、訪日外国人旅行が多いほど、日本経済に寄与する効果が大きいことから、現在、行政の方では、免税対象範囲の拡大や訪日観光の支援などをする一方で、民間の方では、ホテル・百貨店・専門店・量販店等が外国人向けのショッピングツーリズムを支援・強化するなど積極的に取り組んでいます。
◎インバウンド(Inbound)に対して、日本人の海外旅行は「アウトバウンド(Outbound)」と言う。
◎昨今では、インバウンド消費において、「モノ消費」と共に「コト消費」も重視されている。
ちなみに、インバウンド消費は、日本経済新聞社の「2014年日経MJヒット商品番付」において、訪日外国人による消費が国内消費を支える存在の一つになったことから、東の横綱に選ばれました(この時の西の横綱は「妖怪ウォッチ」)。