費用便益比
読み方: | ひようべんえきひ |
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英語: | Cost Benefit Ratio |
分類: | 公共 |
費用便益比(Cost Benefit Ratio)は、「B/C:Benefit/Cost」とも略され、公共事業の効果を金銭に置き換えて、その妥当性を評価するための指標をいいます。
ある事業において、「実際に要した費用の総計」に対する「発生した便益の総計」の比率(一定期間の総便益額を総費用で割った値)で、通常、その値が1以上であれば、総便益が総費用より大きいことから、その事業は妥当なものと評価されます。
一般に費用便益比は、道路整備や防災対策、交通機関、市街地再開発などの公共事業の採択時や途中段階の評価を行う際に参照する指標ですが、一定の精度をもって金銭的に換算が可能な項目のみを取り扱っているため、多様な効果の全てを評価しているわけではありません(経済波及効果等とは別モノ)。
現在、日本では、国土交通省の「費用便益分析マニュアル」を基に、費用便益比が算定されています。