アクハイヤー

アクハイヤー（Acquihire）は、英語の「acquire（買収する）」と「hire（雇用する）」を組み合わせた造語で、買収による人材獲得をいいます。これは、有能な経営陣や高スキルの技術者など、優秀な人材を獲得することを主な目的とした企業買収を指し、2000年代半ば頃からIT企業の多いシリコンバレーで使われるようになりました。

一般にアクハイヤーでは、買収側は、優秀な人材を必要とする大企業が多く、一方で買収先は、急成長を遂げているスタートアップ企業が多いです。また、買収の目的が対象企業の事業を獲得するというよりも、それらを開発した人材を獲得することに重点が置かれているため、将来的な事業展開や採算によっては、事業を売却したり、中止したりすることもあります。