ハンズオン

ハンズオンは、企業買収や投資を行う際に、相手先の経営に深く関与することをいいます。

例えば、企業買収をした企業が、買収先に取締役を派遣して経営に直接関わったり、またベンチャーキャピタルや事業再生ファンドなどが、投資先に経営陣（社長・取締役等）を送り込んで経営を行ったり・指導したりするケースなどが該当します。

一般にハンズオンの目的として、企業買収では買収効果の早期実現、ベンチャーキャピタルでは投資先の早期育成・IPO、また事業再生ファンドでは投資先の早期再生・EXITであり、いずれの場合も相手先に人を送りこむため、経営面のイニシアティブと社内融和が大きなカギとなります（時には人材入替も必要）。

なお、経営に深く関与する「ハンズオン」に対して、買収先や投資先に経営を任せることを「ハンズオフ」と言います。

※hands-on：英語で、実地の、実践のといった意味。