プロップハウス

英語: Prop House
分類: 市場参加者

プロップハウスは、「プロップファーム」や「プロップ」とも呼ばれ、自己資金で運用する投資会社(運用業者)をいいます。

英語の「Proprietary Trading(自己資金運用)」に由来する用語で、米国のシカゴ先物市場の会員企業がルーツとされ、昨今では、欧米を中心に多くの会社があります。例えば、取引所の立会場で取引していた会員企業が立会場の廃止でコンピュータ取引に切り替えたり、金融機関のトレーダーなどが起業したりしています。

一般にプロップハウスは、顧客(他人)から資金を集めるファンドやCTA(商品投資顧問業者)などとは異なり、他人から資金を預かって運用しないため、自由な取引(売買)ができる一方で、外部に対しての情報開示は少ないです。

また、運用手法については、予め自動売買のプログラムを組んだシステム取引(主に裁定取引)が多く、特に2000年代以降、高速取引を用いて、世界中のコモディティ(商品)や金融先物などに運用先を広げ、マーケットにおいて存在感を高めています。

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