フロアトレーダー

フロアトレーダー（Floor trader）は、取引所のフロアー内で取引する人をいいます。

米国の取引所においては、立会場内で自身の利益のために、自己勘定によるトレードをする取引所のメンバーを指し、主な特徴として、コストが安く、注文をすぐに執行できるため、大きなポジションを取って小さな値動きから利益を得ようとする「スキャルピング」を得意としています。

現在、取引所の多くが電子化により立会場が廃止され、フロアトレーダーは消滅しつつありますが、その中でニューヨーク証券取引所においては、電子化後も取引所内に専用ブース（トレーディングエリア）を用意して、フロアトレーダーが取引できるようにしています。