家賃保証会社

家賃保証会社は、「家賃債務保証業者」や「賃貸保証会社」とも呼ばれ、賃貸住宅の契約時に必要な賃借人（借主）の連帯保証人を代行する会社をいいます。

具体的には、賃貸マンションや賃貸アパートなどの賃貸住宅の借主との間で保証委託契約を締結する会社で、家賃保証の専業会社や信販会社、不動産会社、宅建業者などが手掛けていることが多く、以下のような仕組みとなっています。

◎借主が家賃を滞納した際に、連帯保証人となっている家賃保証会社が家賃の支払い（立て替え）を行う。

◎借主が家賃保証会社に対して、契約料の他に毎年保証料を支払う方式が主流で、家賃保証会社が立て替えた家賃は借主が支払う必要がある。

一般に家賃保証会社は、何らかの事情で連帯保証人が立てられない場合や連帯保証人を立てたくない場合でも、保証会社を利用すれば、借主の収入や社会的信用で賃貸住宅を借りられると共に、貸主にとっては、借主の家賃不払リスクを軽減できるメリットがあります。

その一方で、借主には家賃の他に保証料の支払いという負担が発生し、また何らかの事情で家賃を滞納した場合は、従来の貸主自身や不動産管理会社と比べて、家賃保証会社の方が取り立てが厳しくなりがちな側面（デメリット）もあります。