被仕向送金手数料
読み方: | ひしむけそうきんてすうりょう |
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分類: | 為替取引 |
被仕向送金手数料は、銀行等の口座宛てに、国内外の銀行等からの外貨建て送金、および海外からの円建て送金の際にかかる、受け取る側で支払う手数料をいいます。
銀行等の振込業務において、振込先の銀行等に発生する手数料で、この場合、受取人が振込先の銀行等に支払うことになります。また、同一通貨で受け取る際には、リフティングチャージ(送金金額の1/20%、最低手数料設定あり)がかかる場合もあります。
被仕向送金について
被仕向送金とは、送金を依頼した銀行等から指定した送金先の銀行等へ送金することをいい、また送金依頼を受けた銀行等(=仕向銀行)が送金依頼人の指定した銀行等(=被仕向銀行)の受取口座に送金することから、このように呼ばれます。
被仕向送金手数料の発生例
例えば、海外の銀行等から資金を受け取る際に、海外の送金銀行からの指示が「諸手数料受取人負担」の趣旨の表示がある場合、または手数料負担について特に指示がない場合に被仕向送金手数料が発生します。
また、国内の外貨建て送金においては、自分が取引するFX会社や証券会社などの口座から、自分が保有する外貨資金を、自分が取引する銀行等の外貨預金口座で受け取る際に被仕向送金手数料が発生します。この場合、振込人は、自分(本人)ではなく、取引するFX会社や証券会社などの名義となります。