フィッシング詐欺
読み方: | ふぃっしんぐさぎ |
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英語: | Phishing |
分類: | 金融犯罪 |
フィッシング詐欺は、単に「フィッシング」とも呼ばれ、インターネットを通して、個人から経済的価値がある情報を奪うために行われる詐欺行為をいいます。
具体的には、金融機関や大手企業、セキュリティ団体などを装ってメール等を送信し、その内容を信用した受信者に実在する偽サイト(偽ページ)にアクセスさせ、そのページにおいて、個人情報(暗証番号、ID、クレジットカード番号・・・)を入力させるなどして、不正に個人情報を入手しようとするネット犯罪を指します。
一般にフィッシングの際に偽ページへ誘導するツールとなるのは、特定企業から届いたように見せかけた「電子メール」や「SMS(ショートメッセージ)」が多いです。
また、受信者を騙して偽ページへアクセスさせるために、例えば、送信者名をアマゾンやアップルなどの大手企業名にして、本文には「不正利用が疑われるため、ログインして本人利用確認の依頼をしてください」や「アカウントがロックされました」というように、不安を煽って最もらしく書かれています。
<フィッシング詐欺の被害防止策>
・不審なメールには、常日頃から十分に注意する。
・不自然な形で個人情報を聞き出そうとするメールに対しては、メールを送信してきたとされる企業の実際のウェブサイトや窓口に問合せて確認する。
・セキュリティソフトを導入して、不審メールをブロックする。
・送信者名を詐称しているので、メールヘッダを確認する。
・クレジット番号やID、パスワードなどの個人情報は安易に入力しない。