仮名口座

読み方: かめいこうざ
分類: 概念

仮名口座は、かつて作成できた、本人以外の名前の預金口座をいいます。これは、1980年代ぐらいまで、預金の口座獲得競争が激しかった時代に、自分の通称(ニックネーム)、ペットの名前、会やグループの名称など、本人以外の名前で自由に作成された口座を指します。

昨今の本人確認の厳格な時代では、かつて仮名口座が作成できたというのは信じられない話ですが、確かに昔は作れたのは事実で、その後、どうなったのかはほとんど知られていません。

おそらくは、大半が名義変更または解約され、また本人確認や連絡が取れなかったものは不明口座となり、その後、所定期間が経過し、預金者の権利を失う休眠口座となって、最終的に残された預金は金融機関の収益として会計処理されたものと思われます。

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