地合い

地合いは、マーケット全般で使われる用語で、「場味（ばあじ）」とも言い、相場の状況や雰囲気、ムードのことをいいます。これは、特に明確な基準はなく、市場参加者や市場関係者などの感覚的なもので、全ての人が同じ認識（印象）を抱くわけではありません。

また、相場の先行きに期待が持て、買い意欲が全般に高く、売買高（取引量）が多い状況を「地合いが良い」と言うのに対して、相場の先行きに期待が持てず、買い意欲が全般に乏しく、取引量も少ない状況を「地合いが悪い」と言います。

一般に地合いが良いと、少々の悪材料が出ても、相場はそれを乗り越えられますが、一方で地合いが悪いと、相場はいっそう悪化することがあります。なお、順張りか逆張りかによって、地合いに対する投資判断が異なり、逆張りでは、地合いが悪い時にチャンスと見る人も多いです。

＜本用語の使用例＞

・欧州市場の流れを引き継いで、ドル全面安の地合いとなった
・日経平均株価は後場に入っても売り優勢の地合いが続いている
・相場全体の地合いが好転する中で、個人とみられる買い戻しが優勢となっている