買い越し

買い越しは、マーケットの売買（需給）状況において、売り数量（金額）よりも買い数量（金額）の方が多いことをいいます。また、これとは反対に、買い数量（金額）よりも売り数量（金額）の方が多いことを「売り越し」と言います。

一般に本用語（買い越し）は、特定の投資家の売買動向や特定の銘柄の需給動向に対して使う場合と、信用取引や先物・オプション取引などの清算取引における買い建玉と売り建玉の差で「買い建玉」の方が多いことに使う場合とがあります。

＜本用語の使用例＞

・ヘッジファンドの天然ガス相場上昇を見込む買い越しが今年の最低水準まで減少した
・世界経済の減速を巡る懸念から安全資産への逃避買いが広がり、日本円とスイスフランの買い越しが増加した
・外資系証券10社の寄り付き前の注文状況は、売り1160万株、買い1460万株、差引き300万株の買い越しと観測