ポジショントーク

ポジショントークは、「ポジトーク」とも呼ばれ、市場参加者などが「自らのポジションに対して利益が出て欲しい！」といった願望を含んだ会話や発言などをいいます。

マーケット全般で使われる用語（和製英語）で、具体的には、特定のポジションを持っている人が、客観的な見方ではなく、主観的な見方（希望的観測）で、自分の保有するポジションに対して、有利な方向に導くために情報を流したり、発言したりすることを指します。

◎アナリストや経営者などがメディアを通じて語る相場見通しや、個人投資家の投資ブログなどは、ほとんどがポジショントークと言えるので注意した方がよい。

◎ポジショントークとして発した内容について、事実が虚偽である場合には、風説の流布として摘発もありうる不法行為となるが、単に憶測による市場予測などは、風説の流布には当たらないとされている。

＜本用語の使用例＞

・日本の財政赤字をネタに、日本国債は売りだというポジショントークも聞かれる
・今日の午後にも日銀が緊急政策決定会合で追加緩和を決めるという噂が広がったが、噂は出所不明で、朝方からドル買いをしていたヘッジファンドのポジショントークだろう