売り浴びせ
読み方: | うりあびせ |
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分類: | 売買 |
売り浴びせは、売り方が一時的に大量の売り物を出して買い方を圧倒し、相場を意図的に下落させることをいいます。
マーケット全般で使われる用語で、また同様の意味の用語に「売り崩し」や「売りたたき」があり、通常、投機筋がある程度の資金で相場を動かせる銘柄が対象となり、タイミングを見計らって売り浴びせを仕掛けることが多いです。
なお、ヘッジファンドの場合は、巨額の資金で一気に勝負することもあります。
<本用語の使用例>
・業績を考慮することなく売り浴びせられたため、一部の銘柄は本来の実力より割安になっている
・イタリアの10年国債は大量に売り浴びせられ、金利は危険水域と言われる7%台まで一時上昇した
・欧米ヘッジファンドがタイ・バーツを投機的に売り浴びせ、これを契機としてアジア通貨危機が始まった