業績相場
読み方: | ぎょうせきそうば |
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分類: | 相場 |
業績相場は、市場全体と個別銘柄の両方で使われる用語で、株式市場において、企業業績の好転や拡大に伴って株価が上昇する相場をいいます。
好況を背景に企業業績の向上を見込んで株価が上昇するもので、通常、景気の拡大局面に企業業績の向上によって生じる株式相場を意味します。また、実際の相場については、好況となる以前に、将来の見込みである早い時期からスタートすることが多いです。
一般に株価上昇の背景(原因)から株式相場を分類した場合、「業績相場」と「金融相場」の2つに大きく分けられ、後者は、金利低下(金融緩和)などで株式の投資対象としての魅力が上がったことを好感して株価が上昇する相場をいいます。
<相場の変遷について>
◎景気が下降すると株式相場は低迷するが、景気対策として金融緩和などが行わると"カネ余り状態"となり、景気はまだ回復しなくても、余剰資金が株式市場に流れて株価が上昇する「金融相場」となる。
◎その後、景気対策が奏功して、実際に景気回復の兆しが見えると「業績相場」に移行することになる。