安定操作実施銘柄
読み方: | あんていそうさじっしめいがら |
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分類: | 銘柄 |
安定操作実施銘柄は、一定の要件の下でのみ認められている、有価証券の募集・売出しを円滑に行う目的で、買い支え等の売買を行って価格の安定を図る取引(安定操作取引)の対象となる銘柄をいいます。
安定操作取引とは、金融商品取引法において、有価証券の相場をくぎ付けし、固定し、または安定させる目的をもって、有価証券市場における一連の売買またはその委託もしくは受託をする行為で、簡単に言えば、相場を動かないようにするために、売買取引を行うなどして意図的に相場を操作することをいいます。
一般に安定操作取引は、有価証券市場において、人為的に相場を形成することになり、相場操縦行為の一つとして投資家保護に反するため、通常は禁止されていますが、一方で例外措置として、マーケットの需給バランスが崩れて、有価証券の相場(価格)の下落を招く恐れがあるなど、一定の要件を満たす場合に限って認められています(実施の際には、安定操作可能期間を設定する)。