入院時食事療養費
【読み方:にゅういんじしょくじりょうようひ、分類:医療】
入院時食事療養費は、入院時の食事療養にかかる費用の額から、標準負担額(自己負担額)を控除した額を公的医療保険が負担してくれるものをいいます。
名称が「療養費」となっていますが、医療保険者が被保険者に代わって医療機関に対して、その費用を直接支払うこととなっており、一方で入院患者は標準負担額だけを医療機関の窓口で支払うことになります(現物給付の形をとっており、直接の支給はなし)。
◎入院期間中の食事の費用は、公的医療保険から支給される「入院時食事療養費」と入院患者が支払う「標準負担額」で賄われている。
◎入院時食事療養費の額は、「厚生労働大臣が定める基準に従って算出した食事療養費の額」から、「平均的な家計における食事を勘案して厚生労働大臣が定める標準負担額」を控除した額となっている。
◎入院患者が負担する標準負担額については、一食あたりの食事代として金額が定められており、住民税非課税世帯など所得の低い方については負担が軽減されている。