ユーロ円債

読み方: ゆーろえんさい
英語名: Euroyen bond
分類: ユーロ債

ユーロ円債(ユーロ円ボンド)は、ユーロ債の一つで、日本以外の国や地域で発行される円建ての債券のことをいいます。これは、(1)国内企業等がユーロ市場で発行する居住者ユーロ円債(1984年から解禁)、(2)国際機関や外国政府、外国企業等が発行する非居住者ユーロ円債(外国政府は1979年、外国企業は1984年から解禁)の2種類があり、1998年に国内への還流制限が撤廃されたことにより、市場規模が拡大してきました(1977年に発行された欧州投資銀行債が始まりと言われている)。

一般にユーロ円債は、欧米のユーロ市場で発行されることが多く、日本の規制が及ばないマーケットでの発行のため、起債の自由度が高く、機動的に発行ができ、日本国内で調達する場合と比較してコストが安く済むなど、発行者側にとってメリットが多い一方で、投資家側にとっては、高利回りで運用できるなどのメリットがあります。また、ユーロ円債を購入(投資)するのは、多くは日本の投資家であり、海外の投資家は低金利の日本円にはあまり投資しません。

なお、海外の発行体がユーロ円債を発行する場合は、通常、低金利の円資金を調達し、同時に通貨スワップを組んで、実際に必要な通貨と交換することが多いのに対して、国内の発行体が発行する場合は、調達した資金を日本円のままで活用することが多いです。