コンテナ船

読み方: こんてなせん
英語名: Container ship
分類: ビジネス・産業|海運

コンテナ船は、国際規格の海上コンテナに貨物を収納して運ぶ船舶をいいます。これは、予め貨物を入れたコンテナと呼ぶ箱を専門に運ぶ貨物船で、タンカーなどと並び、国際間の海上貨物輸送の主流を占めており、最大のものでは長さ20フィート(約6m)のコンテナを約10,000個以上積めます。現在、国際定期航路の中心であり、貨物船の中では最も速く運航し、その種類には、コンテナのみを専門に積む「フル・コンテナ船(フルコン船)」と、コンテナと共に他の荷物も積む「セミ・コンテナ船(セミコン船)」とがあります。さらに、設備が整った世界各地の基幹港湾(ハブ港)だけを行き来する「大型船」と、ハブ港から地方港湾を行き来する「小型船」とがあります。

一般にコンテナ船の運賃は、コンテナ単位で決められ、貨物の種類や契約期間などで異なります。通常、契約期間は、北米航路では、5月を起点に1年間の契約が主流なのに対して、欧州航路では、1年間や半年間のほか、3カ月単位の契約もあります(運賃は期間の短い契約が多い欧州航路の方が市場の需給を敏感に反応)。また、その積載能力については、「TEU:twenty-foot equivalent units(20フィートコンテナ換算)」という単位が使われ、例えば、5000TEUのコンテナ船では、20フィートコンテナを5000個積むことができます。なお、コンテナ化された貨物は、トラックや鉄道への積み替えが容易なため、荷役の迅速化と共に海陸一貫によるドアツードアの輸送を実現しています。

ちなみに、貨物を入れる専用のコンテナの長さは、20フィート(約6m)と40フィート(約12m)が主流であり、また貨物の種類としては、衣類や家具、家電、玩具、工業製品、精密機器、自動車部品など様々で、食品など冷凍・冷蔵が必要な貨物の場合は、専用設備が付いたコンテナが利用されます。