アームズ・レングス・ルール

英語名: Arm's length rule
分類: 金融規制

アームズ・レングス・ルール(Arm's length rule)は、「アームズ・レングス原則(Arm's length principle)」とも呼ばれ、企業や金融機関、政府機関などで幅広く使われる概念で、互いに支配・従属関係にない当事者間において成立するであろう取引条件や価格などを基準とする考え方をいいます。これは、本来利害関係がありうる当事者間が一定の適正な距離を保つことを腕の長さに例えた「アームズ・レングス(Arm's length)」に由来する用語で、具体的には、取引関係にある当事者間の独立性や、競争を行う際の諸条件を平等にする条件、またはそれらが実現している事実などをいいます。

現在、アームズ・レングス・ルールは、日本の銀行業界においては、銀行と銀行グループ内会社等との利益相反取引を通じて、銀行経営の健全性が損なわれること等を防止するための規定とされており、また各金融機関では、このルールに即した各々の規定が整備されています。例えば、銀行がグループ内の証券子会社等と取引を行う際には、第三者との通常の取引と異なる(有利な)条件で金融商品取引等を行うことを禁じています。ちなみに、保険会社についても、保険業法第100条の3により、「特定関係者との間の取引等」として、同様に規定されています。