金融検査マニュアル

読み方: きんゆうけんさまにゅある
分類: 金融業務|検査

金融検査マニュアルは、金融庁の検査官が金融機関の検査を行う際に用いるマニュアルの通称をいいます。これは、金融庁の検査官が「金融機関を検査する際に用いる手引書」として位置付けられるもので、業態別(銀行、保険会社、金融持株会社)に定められており、銀行用の「預金等受入金融機関に係る検査マニュアル」、保険会社用の「保険会社に係る検査マニュアル」、金融持株会社用の「金融持株会社に係る検査マニュアル」が正式名称となっています。

一般に金融検査は、「金融検査に関する基本指針」において示された、金融検査の基本的考え方を踏まえた適切な検査を実施するため、検査官は検査の実施にあたって、
(1)重要なリスクに焦点をあてた検証
(2)問題の本質的な改善につながる深度ある原因分析・解明
(3)問題点の指摘と適切な取組の評価、静的・動的な実態の検証
(4)指摘や評定根拠の明示、改善を検討すべき事項の明確化
(5)検証結果に対する真の理解
について配意する必要があるとされています。

現在、日本で営業する各金融機関においては、金融検査マニュアルを参照しつつ、自己責任原則に基づき、経営陣のリーダーシップの下、創意・工夫を十分に生かし、それぞれの規模・特性に応じた方針や内部規程等を作成し、その業務の健全性と適切性の確保を図ることが期待されています。なお、金融検査マニュアルについては、金融庁のウェブサイトに掲載されています。

<預金等受入金融機関の対象範囲>

・銀行
・信用金庫及び信用金庫連合会
・信用協同組合及び信用協同組合連合会
・労働金庫及び労働金庫連合会
・農業協同組合及び農業協同組合連合会
・漁業協同組合及び漁業協同組合連合会
・水産加工業協同組合及び水産加工業協同組合連合会
・農林中央金庫
・上記の金融機関の海外拠点(海外支店、現地法人及び駐在員事務所等)
・外国銀行の在日支店