Markit iBoxx ABF汎アジア指数

Markit iBoxx ABF汎アジア指数は、S&P Globalの一部門であるIHS Markitが組成・公表している、アジアの債券を対象とした投資リターンの指標をいいます。

中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの政府及び準政府機関が発行する現地通貨建ての国債および公債の値動きを示す指数で、アジアの債券市場の育成を目的に組成された「ABF汎アジア債券インデックス・ファンド（Pan-Asian Bond Index Fund）」のために開発されたものです。

また、そのベンチマークを作成する同社傘下のIIC（International Index Company）では、時価総額だけでなく、市場の流動性、国のソブリン格付け、市場の開放性を考慮し、さらに規制、法的および財政状況、各市場の取引や決済のインフラなども考慮しています。

現在、東京証券取引所には、外国籍ETFの「ABF汎アジア債券インデックス・ファンド」が上場され、取引されています。